ハワイのレイのお話
ハワイのレイ・ハクレイのお話
レイとは?ハクレイとは?
ハワイアンドレスやムームーの着こなしにでよく見る首にかけている花ですが、レイ(Lei)と呼ばれるハワイの伝統的なアイテムです。
レイの意味ですが、クリスマスリースの「リース」の意味で「リース」は「編む」ようなニュアンスが入っています。ハワイには、様々な素材でレイが作られ、日常的に見かけるアイテム。お土産屋さんに販売されている造花のレイから、ホテルのベルマンなど働いている方がつけているククイレイなど、沢山ありますが、基本どんな素材で作られていても全て「レイ」と呼びます。〇〇レイというようにリボンレイ、ククイレイ、など素材+レイで呼ばれています。ただし、頭につけるレイは「ハクレイ」と呼ばれます。
レイはどこで買える?入手できるの?
レイですが、一体どこで買えるのでしょうか?色々な種類があるのでその種類によりますが、造花のレイはスーパーやABCストアで購入できます。では生花のレイは? ハワイに住んでいる人にとっては、お墓参りやお祝いごとでよく使うので、どこででも売っているものです。花屋さんには色々なレイが常時空いておりますが、ドラッグストア(といっても、日本で言うコンビニのような感じです)やスーパーマーケーケット、コストコなどにも売っています。生花なので冷蔵庫をチェックしてくださいね。結構見逃す方が多いと思いますが、冷蔵庫に様々な種類のレイが販売されています。
ハワイにきたのだから自分で作ってみたい!という方もいらっしゃるかもしれません。ホテルにもよりますが、ヒルトンハワイアンビレッジなどでよくフリーレイメイキングというレッスンをしていることもあるので、ホテルでチェックするのも良いかと思います。
いつつけるの?何の為?
ハワイでレイはお祝い事などでプレゼントすることが多いです。卒業式、セレモニー、パーティー、結婚式、お墓参り、神聖な場所へ行く時、などなど、日本で花束を贈るような感覚で好きなレイをプレゼントします。
結婚式でマイリレイを着用した花婿様。花嫁様と女の子の頭にはハクレイ
ハワイ式の結婚式では花婿様に捧げるマイリレイの儀式をします。男女ともにマイリレイを交換するレイ交換をする場合もあります。
ワイキキビーチでも銅像にこうしてレイが捧げられています。
レイの礼儀
贈る人は「アロハ」と相手に声をかけ、渡されたら受け取るのが礼儀で目の前で外したりするのは礼儀違反だそうです。それとレイは1本だけではなく、いくつも送られたらそれをどんどんつけていきます。匂いがきついものもあるので、送られる人の気持になって素材を考えるといいですよね。ピカケ(ジャスミンの花)のレイはとってもいい匂いですが、匂いが苦手だったり、お食事のときにもらってしまうとかなりきついです。
ハワイでは卒業式に顔が見えなくなるほどレイを沢山つけた卒業生をよく見かます。日本では花束に近い感覚で、レイを使います。
特にどのレイをあげたらいけないということは、そこまではないのですが、タブーとされているのは妊娠した方には丸になったレイは、生まれてくる子供のへその緒が絡むという迷信があるそうで、NGとされています。それなので、妊婦さんには、端をきったオープンになったレイをプレゼントして差し上げてくださいね。
アクセサリーとしてのレイ
フラなどでレイは装飾品としても使われますが、ムームーにレイを併せても、普通のドレス(ワンピース)にレイを併せても素敵です。また、ビーチリゾートでは、貝などの海をモチーフとしたアクセサリを合わせてつけても素敵です。気品のあるパールは個人的にとても好きなアイテムです。
レイの素材
レイによく使われるのは生花のお花ですがギフトショップなどには造花のレイもあります。レイは花だけではなく、貝やナッツ、羽、中にはお金(紙幣)やお菓子を入れたりしたものや、リボンレイ、ヤーンなど1つのレイにも1種類だけではなく色々ミックスして作られるなど、多種多様のレイが存在しています。
卒業式の時期になるとお金のレイやお菓子のレイもあり、ドラッグストアでも時々レイキットが販売されています。子供が喜びそうですよね。ククイの実のレイはハワイでは魔除けの効果があるとされ価格も$6くらいから$100以上するものまであります。
ハワイのレイお祝いの日 5月1日
ワンちゃんもレイをたのしみます。
5月1日はLei day(レイデー)と呼ばれるレイのお祭りの日です。1928年5月1日から、いくつかのハワイの島々で行われています。5月1日は世界的に労働者の祭典「メーデー」のイベントが開催されますが、ハワイでは「May day is Lei day」という表現があり、この日は数多くの美しいレイが飾られ、思い思いのお洒落をした、ハワイの人々が音楽や食事を楽しむイベントとなっています。ハワイの伝統的な衣装やセレモニーが間近で見れます。
レイを作って人に贈ることを通じて、ハワイ州全体でハワイ文化とアロハ精神を祝うことがLei Dayの趣旨。盛大なイベントのあるLei Dayですが、意外にも公式な祭日ではありません。
この日はカメハメハ大王像も思いっきり数多くのレイで飾り立てられます。機会があれば、カピオラニ公園の「Lei Day Celebration」などのハワイ各地で開催されるLei Dayのイベントに参加してみてくださいね。ハッピーでハワイアンな一日を過ごせますよ。
ハワイウェディングはお花を身につけましょう
ハワイでは年間を通してきれいなお花が咲いているので、地元の人はそういうものをちょっと取ってきて普段でも耳の付け根のあたりにお花をつけてます。本物のお花もですが、造花をアクセサリーとしても普段からつけています。お花はとても身近な存在なんですね。つける場所ですが、ルールとしては独身者は右に、既婚者は左にお花を着けます。
上の写真はムームーレインボーでご注文頂いたブーケとレイです。ムームーレインボーではフラワーアクセサリのレンタル、生花レイのご注文も承ります。ハワイウェディングでは男性もアロハシャツにレイやブートニアをぜひ、コーディネートしてくださいね。手軽な造花のレイ・ハクレイのレンタルもございます。