ハワイウェディングの費用

日本国内のウェディングにかかるお金の話

まず最初に日本国内の場合。結婚式（挙式＋披露宴）の費用総額の平均は357.5万円。こちらに顔合わせ時の食事会や結納、ハネムーンが加わり、結婚全体の総額は平均は466.6万円だそうです。ちなみにこの金額には結納金や婚約指輪や結婚指輪、二次会代や新生活の準備費用は含まれていません。ただ、ご祝儀の平均が232.8万円なので、かかる費用のおおよそ1/2〜1/3はもらえるお金でまかなえるということになります。

参考：ゼクシィ

ハワイウェディングにかかるお金の話

それでは次にハワイウェディングの場合。ゼクシィ結婚トレンド調査2019によると、挙式＋パーティー＋会食＋2人分の旅費を合わせた総額の平均は229.8万円。このうち、挙式（衣装やヘア＆メイク、撮影代を含む）にかかる費用の平均が129.6万円だそう。ハネムーンを兼ねていること、ゲストが少ないこと、ゲストの旅費はゲストに負担してもらうケースが多いことから、日本国内よりも随分とリーズナブルにウェディングができるということになります。

参考：ゼクシィ結婚トレンド調査2019

ハワイウェディングの参列者に不満が出る理由

今回お伝えしたいのは、日本国内と比較してリーズナブルだからお任せで！というのはちょっと待ってくださいということです。もちろん、一生に一度の結婚式ですから、予算がおありの場合にはお金に糸目を付けずに盛大に執り行うのは悪いことではありません。アメリカ本土からハワイウェディングでいらっしゃるセレブな方の中には著名ウェディングプランナーに100〜200万円のギャラを支払い、さらに挙式、パーティの予算を数百万円使う方もいらっしゃるので、それに比較すれば贅沢なハワイウェディングに300万円ほどかかったとしても、非常識というものでは決してありません。

しかし、予算の大部分を占める教会での30分のセレモニーに100万円以上がかかっている点や、ゲストの出費は一体いくらになるんだろう？という点に着目してください。ゴージャスなハワイウェディングに参列できることは、ゲストにとってもうれしいことだと思いますが、そのための費用に頭を悩ませるゲストが多いのも事実。たとえば300万円の予算をお考えであれば、全額でなくとも一部だけでもゲストの旅費と宿泊費を先に確保して残りをウェディング費用にする、教会の一択ではなく30万円〜100万円でレストランウェディングやビーチサイドでの邸宅ウェディングを考えてみることもできます。予算内で浮かせるところは浮かせて、ゲストにちょっぴりリッチな恩返しをしてみるのも素敵なことだと思います。

逆の発想でハワイでウェディングパーテー

ハワイで結婚式を執り行い、もしくはウェディングフォトの撮影を済ませ、日本で会費制のウェディングパーティーを行うケースも増えてはいます。それも確かに合理的ではありますが、逆の発想で、結婚式を日本で済ませ、ハワイで披露宴を兼ねたウェディングパーティをするのも良いアイデアなのではと思います。

2012年に結婚された小栗旬さん・山田優さんご夫妻の場合、山田優さんの出生地である沖縄県の恩納村のリゾートホテルで挙式・披露宴を行い、その後、ハワイ・ラナイ島のフォーシーズンズで芸能関係者を中心にしたウェディングパーティを行ったそうです。地元のご親族方に配慮した挙式・披露宴を執り行い、ハワイでカジュアルなウェディングパーティーを開くというのはとても良いアイデアですね。

冒頭でお伝えした「ハワイでやると高いでしょ？」と思ってらっしゃる新郎新婦の皆さま、「ハワイウェディングなんだから教会で結婚式をするもの」という思い込みをちょっと変えるだけで、予算内で新郎新婦もゲストも心から楽しめる、思い出に残るハワイウェディングを執り行うことができるんです。