せっかくのハワイウェディングが雨だったら?
雨の日のハワイウェディングも悪くないというお話
せっかくのハワイウェディングが雨だったら?
ハワイでは外での挙式や撮影はよくあるのですが、よく雨だった場合はどうなると?という質問をいただきます。ハワイでは雨が降ったとしても数十分で雨が止むことがほとんどですから、雨で式が中止になるということは台風など事前にわかっているケースでもない限り、ほとんどないかと思います。とはいえ、運でしかないですよね。
式やフォトウェディングでもリスケをするなど、天候によるキャンセルでのご返金は通常ないので、ほとんどの会社では遂行する方向で動きます。とはいえ折角の式が雨だったら心配になるお気持ちはわかりますがそこは挙式の遂行会社が判断するところとなります。通常はキャンセル、リスケなし、でしょうが、場合によってはリスケ、もしくは場所の変更をして対応など、はやり遂行会社や会場の都合次第となってしまいます。
雨に備えてどうしたらいい?
天気のことなので誰も保証はできないのは事実。外の撮影はまず中止にはなるとは思いますが、変更で室内ということもありえます。そういった時に備えて、ハワイでの挙式がハワイだったよ、とわかるようにも、一緒に写っていただくゲスト様の衣装はとても大切ではないでしょうか?もし、ゲスト様がスーツやワンピースでいらっしゃったら、室内で撮った写真はハワイなのか日本なのか、はたまたどこの場所なのかわかりにくいと思いますが、ゲスト様たちが華やかなハワイアン衣装を着ていてくれたらどうでしょうか?雨でも気分は晴れやかになりますし、雨でも明るい色の衣装が着れてきっとそれなりに楽しく満足していただけるのではないでしょうか?
そんな最悪のケースを考えてみても、ゲスト様の衣装をハワイアンスタイルにする、というのは、誰にとっても楽しめるイベントになるのではないでしょうか。
当店の台風だったお客様の例
当店での例をお話させていただきます。数年前に当店でビーチウェディングをお申し込みをされていらっしゃったお客様のお話。何十年に一度かのハリケーンがオアフ島にやってくる、アラモアナセンターも閉まり、ワイキキもほとんどのお店が閉まる、という自体があった日がビーチウェディングの催行予定日でした。ハリケーンが来るということが数日前からわかってましたので、前日よりお客様とカメラマンと連絡を取り合いながらどうするのかを相談させていただきました。
まずは他の日での調整ができるかを確認させていただきましたが、いかんせん大型ハリケーン、一体次の日がどうなるかも全くわかりません。ご本人はもちろん楽しみにされていらっしゃったので、こちらとしてもどうにかその思いを実現させたい、という気持ちでした。当日、早朝から再度カメラマンとお客様と連絡を取り合い、その日の午前中になるべく早くにするのがいいかもしれない!ということで、急遽時間を早め、風は強めで雨が降ってはいましたが、そのまま遂行する方向で進めました。
私共もとっても不安でしたが、お戻りになったお客様からは、挙式の数分は雨がやんで、どうにか挙式ができました。というお言葉を頂戴しました。
最悪はホテル(室内)での撮影に切り替えることも視野に
その日は他社様では数件、挙式キャンセルが発生しておりました。しかし私達は最後まで諦めなかったため、どうにか挙式後のお写真まで撮ることができました。この日は本当に奇跡的で、ハリケーンが消えてしまったのですが、本当にあの時諦めずによかったと思います。他には、当日大雨となってしまったビーチフォトのお客様が過去に1組いらっしゃいました。その時は、1日中大雨というとてもめずらしい日でしたので、ビーチではなく、ホテルでの撮影に切り替えさせていただきました。こういう場合は、ゲスト様たちがハワイアンドレスを着ていてくださると、更に写真がハワイらしく華やかになりますから、ビーチでは残念とはいえ、また違ったお写真をお撮りいただきました。(ちなみにリスケの都合があわないお客様でした)
長野県からムームーレインボーにご来店頂いたお客様も運悪くハワイでの挙式当日が雨天でしたが、この様な素敵なハワイウェディングのお写真を頂いております。
ハワイの雨
例年より雨が多いハワイ
Photo by Claudia Miller
「せっかくのハワイウェディングなのに雨で残念」「天気が悪いので衣裳は普通のものに」と考える方がいらっしゃるのは仕方ないかも知れませんが、雨の日に参列者の衣裳までトーンダウンしてしまえば新郎新婦の佳き日を祝福するという本来の目的を見失ってしまいます。
日本での結婚式で「お足元のお悪い中」との祝辞が述べられても、よほどの悪天候ではない限り、参列衣裳を変更されることはありませんが、天候の悪い時期にハワイウェディングを予定してしまった新郎新婦やご親族はその責任を感じてしまうかも知れません。挙式当日が雨であれば尚更、参列者の皆様で新郎新婦のハワイウェディングを華やかなものにする為に協力して頂きたいものです。
多くの日本人のハワイの結婚式場はほとんどが屋内チャペルですから、外の天候はその日の結婚式のムードにはあまり関係は無いはずですが、天気を理由に衣裳を変えられた方は「普通の服で参列したかった」という元々のお気持ちがあったのかもしれません。
ハワイウェディングのベストシーズンは?
常夏の楽園とも呼ばれるハワイですが、夏の時期にはかなり暑い日もありますから、お年を召されたご参列者にとっては体力的なご負担となります。年間を通して見ると10月11月がハワイウェディングのピークで、日本での結婚式と同様の傾向です。
どの時期がハワイウェディングにベストなのかというのは難しいものですが、新しい傾向として12月のハワイウェディングも人気が出始めている様です。ただオアフ島でも内陸のカネオヘなどは雨が多いエリアですし、島のどのあたりかで天候が直ぐに変わってしまいます。車で10分移動しただけで晴天エリアと、土砂降りエリア、というのはハワイだとよくあることなので、邸宅ウェディングなどはそういう場所と時期も考えながら検討されるのもよろしいかと思います。
また、12月だとクリスマスを年末で過ごすイベントと結婚式を同時に行えるので、クリスマス・ウェディングの人気が上昇しているのでしょう。ハワイでもクリスマス時期はいつもと違ったクリスマスムードで賑わうハワイの風景を楽しめます。この時期にハワイウェディングをされるのも良い選択ですね。
雨の日は「No Rain No Rainbow」でハッピーウェディング
Photo by Waikiki Natatorium
水資源が豊かな日本とは違い、ハワイでの雨はまさに「恵みの雨」。結婚式の意味合いを考えれば出来る限りハッピーなムードを参列する方は演出する役割があると思いますので「雨が降ったから普通の服で」という選択はどうなのかなとは個人的には感じてしまうのでした。
服が変わったとしてもお2人を祝福する気持ちは変わらないということは当然ですが、その日のお写真は後に残ってしまいます。これはあくまでも私が参列者だったらというお話なのでどちらが正しいかということではありませんが、結婚式当日の天候が悪かったらどうするかもご参列者の皆さんで一度話し合われてはいかがでしょうか。
私はハワイの雨の日はキライではありません。雨上がりに美しい虹を見る機会が多いからです。ハワイには日本の諺「雨降って地固まる」に似たNo Rain No Rainbow(雨が降るから虹が出る)という諺があります。またハワイにいるときに虹をみるとまたハワイに訪れる、というジンクスもございます。ハワイに迎えられているような気分になりますよね。
雨が降って残念と思うより、美しいハワイアンレインボーをあなたも楽しみにされてはいかがでしょうか。